てぐんさんの嫁8 (ページ16)

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LE「ただいま」
「おかえりなさい！」

私の頭を撫でて、いつもならだいたいここでキス…

LE「今日は何してたの？」

ないのね…

「え？あ、うーんとね、家事して雑誌見たりかな」
LE「そうか。A、何か食べるものある？」
「うん…」

やっぱりキスはなかった。
なんで？

ーーーー
湯船に浸かり、1人で考える。

「絶対おかしい…やっぱりもう女として見てないのかな…」

考えれば考えるほど、悶々としてしまう。

「ダメだ。のぼせる…」

お風呂から出て部屋に入るとテグンはすでに眠っていた。

「…うん、疲れてるのよね。
だって忙しいんだもん。仕方ないよ…そうだそうだ…カムバックしたし、忙しいんだよ…」

自分に言い聞かすけど、なんだか虚しくなってきた。

「テグナのバカ…」

ーーーー
練習室でテグニひょんと2人になった。
Aヌナがパニックになったあの日からまだキスもそれ以上もないらしい。
それ以外は特にいつもと変わらない。

RV「テグニひょん」
LE「ん？」
RV「あの…さ、ちょっと聞きにくいんだけどさ」
LE「なに？」
RV「Aヌナの事、女として見れなくなったの？
飽きたの？」
LE「はぁ？」

顔！怖いから！

LE「飽きる要素がどこにあるんだよ。
女として見てるに決まってるだろ。何だよ、急に」
RV「いや、あの…」
LE「Aに何か言われた？」
RV「うん…キスしてくれないとかいろいろと…」
LE「ワザとだよ」

はい？ワザと？

RV「えっと…なんで？」
LE「Aからくるのを待ってる。
それに今、俺の事で頭がいっぱいだろ」

そう言ったテグニひょんがニヤっと笑った。
ドSだ…