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部屋へ入るとテグンはベッドの上でこちらに背を向けて横になっていた。
「テグナ…寝てる？」
LE「…」
何も言わないテグン。
私もベッドに入り、テグンの背中に顔をくっつけた。
テグンの心臓の鼓動が心地良い。
LE「A」
「ん？」
LE「ごめん」
「私もキライなんて言ってごめんなさい」
私がそう言うと、テグンがこちらに体を向けた。
LE「俺がAの味方にならなきゃいけないのに、あんな言い方してごめん。
Aが頑張ってるのもわかってたのに」
「途中で投げ出したのは事実だから。
良いものを作りたいって気持ちもわかるしね。
シガともちゃんと話したからもう大丈夫。
また頑張って歌うよ」
LE「そっか」
フワッと笑って私の頬を撫でる。
なんだかいい雰囲気…なんて思っていると
グゥー…
テグンのお腹が鳴った。
LE「あ…」
「ご飯食べてないの？」
LE「うん。なんかAがいないと食べる気しなくて」
人一倍食べるあのテグンが？
「コンビニ行く？」
LE「行く」
「よし、じゃあ行こう」
玄関で靴を履いているとサンヒョクが部屋から出てきた。
HK「どこ行くの？」
「コンビニだよ」
HK「僕も行きたい！」
LE「だめ」
HK「なんで？いいじゃん！」
LE「無理。Aと2人で行きたいから」
HK「えー！ズルいー！」
LE「うるさい…」
何故か言い合いを始めた2人。
「もー！2人ともうるさいよ…
ヒョガ、今日は我慢して。何か買ってくるから」
HK「…わかったよ！」
LE「(勝った…)」
「テグナ？どうしたの、ニヤニヤして」
LE「なんでもない」
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作者名：ななななん | 作成日時：2015年11月18日 18時
