てぐんさんの嫁7 (ページ49)

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RV「ただいま…」
LE「おかえり…」
RV「Aヌナは？」
LE「出てった」
RV「え…」

俺のせいだ。
いつも俺のために頑張ってくれているのに今日は言いすぎた。

RV「ごめん、ひょん…」
LE「シガは悪くないよ。
俺がAの話、ちゃんと聞いてあげなかったから。
だから怒って出て行ったんだよ。
今、ハギョナの所行ってるから大丈夫。
反省してろってハギョナに言われた」
RV「うん…ごめん」

もう1度謝ると俺の頭を撫でて部屋へと入っていった。

RV「参ったな…」

デモを録るのに厳しくする必要はないかもしれないけど、何故かAヌナには厳しくしてしまう。
上手いから出来る、こう歌ってほしいと言えばやってくれる。
だから調子に乗ってたのかもしれないな、俺…

RV「何日も事務所に呼び出してたら、そりゃストレスもたまるよな…」

ヌナは歌手じゃない、主婦だ。
それなのに今までよくやってくれていた。
なのに、今日の俺のあの一言はないな…
反省…
帰ってきたら謝ろう。

ーーーー
N「Aヌナ、帰ろう」
「うん…」

また少し顔が曇る。

N「大丈夫だよ、ヌナ。
今頃2人して反省してるよ！」
「うん…もう怒ってないよね？」
N「怒ってないよ。怒られる筋合いないしね！」
「うん、そうだよね！そうだそうだ！」
N「でもAヌナも謝るんだよ？」
「わかってるよ」

よし！と言って立ち上がるAヌナ。

「帰ろう！」
N「ヌナ、ごはん食べて帰る？」
「いいの？」
N「もちろん。何食べる？」
「チキーン！」
N「言うと思った！皆には適当に食べてろーってメールしとくよ」
「へへ。ありがと、ハギョナ」

チキン好きの僕たちは、チキンをたらふく食べ大満足して家へと帰った。