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「こんにちは、先生」
医「こんにちは。今日は1人?」
「彼が昨日から仕事に復帰したんです。だから今日はメンバーの子に連れてきてもらいました」

先生はテグンの仕事や、メンバーの事を理解してくれている。

医「そう。体調はどう?」
「昨日、過呼吸になっちゃって…」
医「過呼吸か…一回だけ?」
「はい。彼がいない事が不安ですごく怖くて、1人じゃなかったけどやっぱり怖くて…でもその一回だけだったんです」
医「旦那さんはその事知ってるの?」
「言ってません。せっかく仕事に復帰したのに、また心配させちゃうから言えなくて。
自分でなんとかしたいって思ったんです」

先生はちょっと渋い顔をしている。

医「私は旦那さんにきちんと話した方がいいと思うのね。
じゃないと、あなたは隠し事をしているって罪悪感が残ると思うの。
旦那さんも、知った時にショックを受けるんじゃないかな?」

先生の言う通りかもしれない。
実際、テグンに隠しているという罪悪感がある。

医「きちんと話して、自分でなんとかするって伝えるのはどう?」
「そうですね!確かに罪悪感があったんです…
ちゃんと話します!」

私がそう言うと笑顔で頷いてくれた。

医「夜は眠れてる?」
「はい。なんとか…彼が帰ってくるまでは眠れないんですけど、一緒だと大丈夫です」
医「睡眠薬の処方は今回やめておくわね。眠れるなら飲まない方がいいからね」

それから先生と少し話をして診察室を出た。

「シガ、お待たせ」
RV「お疲れ様、ヌナ。さて、ドライブして帰りますか!」
「うん!」

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作者名:ななななん | 作成日時:2015年10月6日 0時

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