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Aヌナが退院して数日がたった。

「じゃあ、病院行ってくるね」

テグニひょんと一緒に今日も病院へと出かけた。
病院に行く時は俺たちがプレゼントした物を全て身につけていく。
そうすると、気分が良くなるそうだ。

HB「だいぶ元気になってきたね」
HK「そうだね。笑う事多くなったもんね」

確かに元気にはなっていた。
でも、夜になるとまだパニックになる事が多い。

RV「Aヌナとまた出かけたいな…」

口に出してちょっと悲しくなった。


ーーーー
Aヌナが眠ったあと、テグニひょんが部屋から出てきた。

LE「シガ、まだ寝ないの?」
RV「もうすぐ寝るよ。テグニひょんこそ」
LE「コーヒー飲みたくなったからね」

またこんな時間にコーヒーなんか飲んだら眠れなくなるのに。

LE「あ、コーヒーきれてる…コンビニで買ってくる」
RV「うん。気をつけて」

テグニひょんが出て行き、しばらくするとAヌナの叫び声。

RV「ヤバイ!起きた!」

急いで部屋へと向かう。

RV「ヌナ!」
「怖い!テグナ!!どこ!」

このままだと過呼吸になるんじゃないかってぐらい泣いているAヌナを抱きしめた。

RV「Aヌナ、落ち着いて。大丈夫。俺の事わかる?」
「シガ…!テグナどこ…なんでいないの…」
RV「コーヒー買いに行ったんだよ。ほら、テグニひょんコーヒー大好きだろ?
こんな時間なのに、コーヒー飲みたくなったんだって。すぐ戻るよ。だから大丈夫。ゆっくり呼吸して…」

俺がそう言うと、肩に顔をうずめシャツの裾をギュっと握りゆっくり深呼吸をしている。

RV「そうそう。ゆっくりね。上手だね、ヌナ」

背中をさすっていると、呼吸は安定してきた。
Aヌナをベッドに寝かせて、床に座った。

「ごめんね、シガ」
RV「謝ることじゃない。Aヌナには俺たちがいる。ハギョニひょんに言われただろ?
俺たちは家族だ。だから気にしなくていいんだよ。
わかった?」
「うん、ありがとシガ」

落ち着いたAヌナと話しているとテグニひょんが帰ってきた。

LE「ごめん、A」
「ううん。パニックになっちゃったんだけどシガがすぐに来てくれたの」
LE「ありがとう、シガ」
RV「当たり前の事しただけだよ」
「シガ」
RV「んー?」
「元気になって、ちゃんと外に出れるようになったらまた出かけようね」

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作者名:ななななん | 作成日時:2015年10月6日 0時

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