てぐんさんの嫁6 (ページ31)

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LE「ハギョナ」
N「ん？」
LE「仕事の事…ごめん、迷惑かける」

僕に頭を下げるテグン。

N「テグナ！やめてよ！
迷惑だなんて思ってない！
今はヌナのそばにいてあげなきゃ…」
LE「うん…」
N「皆にもちゃんとマネひょんが話したから。
ジェファナがテグナの分も頑張るって張り切ってたから大丈夫だよ」
LE「ありがとう」

少しホッとした表情を見せたテグン。

N「Aヌナ、今日無理してたんじゃない…？
明日、皆連れてきて大丈夫かな…」
LE「たぶん、大丈夫。
俺がいなくなるのはちょっと無理みたい…昨日も何度かパニックになってたから…」
N「収録…大丈夫なの？」
LE「わからない…一応母親にはいてもらうつもりだけど」
N「そっか…あ、もうここでいいよ。
テグナちゃんと寝なよ…顔色悪い」
LE「あぁ、ありがとう」

病院を出てため息をつく。
帰って皆にヌナの状態を説明しないとな…

ーーーー
病室に戻ると、Aは泣いていた。

LE「A」
「おそいよ…1人にしないで…怖い」
LE「ごめん」

震えているAを抱きしめる。

LE「診察まで少し寝ようか。疲れただろ」
「どこにも行かないでね」
LE「大丈夫。ずっといるから」

しばらくすると眠ったA。
この状態で収録に行けるのだろうか。
言ってから行くべきか、言わずに行くべきか。
どっちにしろパニックになるだろう。
わかってて行かなければならないのが辛い…

LE「1日だけだから。それ以外はずっとそばにいるから」

そう言って眠っているAの頭を撫でた。