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いつも俺たちがお世話になっている美容室にAヌナを連れていった。
鏡の前に座るAヌナの横に俺も座る。
RV「本当にいいの?」
「うん」
Aヌナは顎のラインまで切ってほしいと美容師に頼んでいた。
髪の毛にハサミが入った時、泣くんじゃないかと思っていたけど、Aヌナは泣かなかった。
後で、テグニひょんに見せようとムービーを撮る。
「シガ、何撮ってるの?」
RV「ん?ヌナが強くなった記念に」
「なんだそれー」
笑ってAヌナに言ったけど、手が震えている。
俺の方が泣きそうだ。
美「こんな感じでどうですか?」
「大丈夫です!ありがとうございます!」
初めて見るAヌナの短い髪。
「シガ!どうかな?」
RV「可愛い…似合ってるよ」
もう駄目だ…
「なんで泣いてるのー」
RV「Aヌナが笑ってるから」
「なによそれー泣かないでよー私まで泣いちゃうじゃん!」
美容室の中で2人で泣いた。
「顔ボロボロ!」
RV「はは!本当だ!」
美容師さんが泣いたAヌナのメイクをなおしてくれた。
美容室を出てAヌナと歩く。
もうAヌナは俺の服の裾を握っていない。
「なんか清々しい気分だよ!」
RV「いい顔してる」
「もう大丈夫かな?」
RV「大丈夫だよ、Aヌナなら」
「テグナ、どんな反応するかな?」
RV「泣くに1票!」
「私も!」
そう言って笑ったAヌナ。
テグニひょんは絶対に泣く。
でもそれは悲しいからじゃない。
RV「テグニひょんに見せに事務所行こう」
「うん!」
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作者名:ななななん | 作成日時:2015年9月26日 21時