てぐんさんの嫁5 (ページ17)

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am10:00

用意を済ませ部屋を出てリビングに行く。

「あれ？ホンビナは？」
N「もう出たよ」
「え？駅前に11時って言ってたよね？早くない？」
RV「待ち合わせだからじゃない？ヌナと同じ時間に出たら意味ないし」
HK「張り切って出てったよ」
KE「あまり見れないテンションで」
「そう…」
N「テグナは？」

テグンさんは……

「ふて寝してる」

私がそう言うと皆、爆笑。
本当に行くのかとうるさかったテグン。
嫌ならオッケー出さなきゃいいのに。
約束だから行くと言うとスネてふて寝を始めたのだ。

「とりあえず、私ももう出るね。ハギョナ」
N「ん？」
「テグナの事よろしく！」
N「了解しました！笑」
「じゃあ、いってきます」

ーーーー
張り切って早く来すぎた。
まだ10時10分。
あと50分もヌナは来ないのか…

HB「カフェでも入ろうかな」

カフェに入り外を見ながらコーヒーを飲んでいた。

10時30分。
あと30分か…と思っていると、待ち合わせ場所にAヌナの姿が見えた。

HB「あれ？Aヌナ？」

早く来てるじゃん！呑気にコーヒーなんて飲んでる場合じゃなかった！
慌ててカフェを出てヌナの元へ向かう。

HB「Aヌナ！」
「あ、ホンビナー」
HB「まだ来ないと思って呑気にコーヒー飲んでたよ。早かったね」
「だって10時にはもうホンビナいなかったんだもん。待たせる事になっちゃうでしょ？」
HB「ごめんね。張り切って早く出ちゃったからさ！笑
さて！行きますか！」

Aヌナと2人で歩きだす。

「どこか行きたいとこあるの？」
HB「特にないよ。Aヌナと久しぶりに出かけたかったんだ。
2人で出かけたのなんてデビューしてすぐぐらいでしょ？」
「そうだねーロン毛の頃だったねー」
HB「こら！笑」

なんでロン毛だったんだろうねーと僕をからかうAヌナ。
ケラケラと笑っている。
Aヌナのこういう所が僕は好きだ。

出会った頃から変わらない。
僕たちが有名になったって、VIXXのホンビンじゃなくイ・ホンビンとして接してくれる。
当たり前の様にからかってくるし、当たり前の様に怒る。
そんな当たり前の事をくれるAヌナに安心する。これは皆同じだと思う。

「ホンビナ！」
HB「あ、なに？」
「自分から誘っておいてボーっとしないでよね！」
HB「ごめんごめん！笑」