俺様てぐん様 (ページ6)

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僕の言ったことが現実になった。
Aヌナがあの日以来、テグンと会わなくなった。
いや、会うのは会う。
うちに来れば普通にご飯も一緒に食べるし、話しかけられたらそれに答える。
でも何か違う。

LE「A、明日ひま？」
「暇じゃない」
LE「なんで？日曜なのに」
「チャンミナと出かける約束してるから」
LE「また？先週も出かけてただろ」
「そんなの私の勝手じゃない」
LE「そうだけど…」

テグンは何も気づいていないのか、Aヌナを普通に誘う。
馬鹿なのか、勇者なのか。
毎回断られているし、毎回チャンミニひょんと出かけるって言われているのに。
最近やたらとチャンミニひょんと出かけているし、家にも来る事が多くなった。
もしかして付き合ってる…？

N「Aヌナ、入っていい？」

テグンが帰ってから、気になりすぎてどうしようもなかったからAヌナに聞く事にした。
緊張ハンパない…

「どうぞー。どうしたの？」
N「ちょっと気になる事があって…」
「なーに？」
N「あの…ね、チャンミニひょんと付き合ってるの？」
「え？付き合ってはないよ」
N「テグナの事、もう好きじゃないの？」
「んー…わかんない。でももう疲れたの。
チャンミナは私が元気ないから誘ってくれてるだけだよ」
N「そっか…」
「チャンミナとなら幸せになれるかな…とか考えたりするんだ、最近」
N「そうなんだ…」

チャンミニひょんは、ずっとAヌナだけを見てきた。
Aヌナが誰を好きだろうが関係なく…

「でも、中途半端な気持ちじゃチャンミナとは付き合えないから。
チャンミナは、気持ちが落ち着くまで何も言わなくていいって言ってくれてるの…優しいね」

Aヌナが悲しそうに微笑んだ。