俺様てぐん様 (ページ3)

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CM「Aヌナ！」
「…」
CM「おーい、Aヌナ」
「あ…チャンミナ！」
CM「どうしたの？何かあった？」

テグンの事でイライラしながら歩いていると、チャンミンに声をかけられた。
ずっと私がテグンを好きな事を知っていて、何かあるたび話を聞いてもらっている。
何でも話せる昔からの友達。

「チャンミナー…もう嫌だ…疲れた」
CM「え、ちょっとヌナ！何があった？」

昨日の事、さっきの事を話す。

CM「ふーん、なるほどね」
「最低すぎるよ、テグナ…私が好きな事だって絶対知ってるの。
それなのにあんなだもん…もうしんどい」
CM「だからずっと言ってるでしょ。俺にしなよって」

そうだ。チャンミンは昔からずっとそう言ってくれている。
本気なのか冗談なのかはわからないけど。

「モテる人は嫌」
CM「モテないけど、俺」
「モテてますよ、昔から」
CM「そんな事ないんだけどなーはは」
「ふふ」
CM「やっと笑った。やっぱりヌナは笑顔が1番だ」

優しく笑うからなんだか少し恥ずかしくなった。
チャンミンとならきっと幸せになれる。
いつも笑って過ごせるだろうし、私の事だけ見てくれるだろう。
それなのに、どうして私はテグンなんだろう。
好きなのやめるって言ったってきっとやめられない。

「馬鹿だなー私って」
CM「今頃気づいたの？」

また2人で笑った。
テグンが見ていたなんて知らずに…