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RV「着いた？」
《うん、もう出るとこ》
RV「オッケー。てか、泣いてる？」
《泣いてない》
嘘ばっか。声が鼻声だ。
RV「なんで泣いてんだよ」
《わかんない》
可愛いやつ…なんて思っているとAの姿が見えた。
RV「A！」
電話を切りAの元へと向かう。
RV「お疲れ」
「ん」
それだけ言って俺にギュッとしがみついた。
RV「久しぶり」
「うん」
RV「会いたかったよ、A」
「うん」
RV「そこは、私も！だろ」
「うん」
RV「うんしか言わねぇのな」
「うん」
ポンポンと頭を撫でるとようやく顔をあげた。
RV「泣きすぎだろ」
「シガだって目、ウルウルしてる」
RV「うるさい。行くよ。うちに泊まるだろ？」
「いいの？」
RV「皆、必死で掃除してたよ」
「ふふ」
RV「やっと笑ったな」
Aの手を取り歩き出す。
RV「俺が送った服とスニーカーだ」
「うん、どう？」
RV「似合う。さすが俺」
本当によく似合っている。
まぁ、Aは何を着たって可愛いんだけど。
「今日って夕方から皆仕事なんだよね？」
RV「うん、たぶん12時すぎる」
「そっかぁ。じゃ夕方から友達と会ってきていい？」
RV「いいけど、遅くなるなよ」
「わかってるよ」
RV「変なやつについて行かない事。
声かけられても無視する事。」
「わかってるってばー」
なんだかんだでこの人はモテる。
韓国にいた時から結構モテていたし、日本でもきっと同じだろう。
RV「どっか寄る？お腹空いてない？」
「んー。じゃカフェ行こ！コーヒー飲みたい」
RV「オッケー」
さっきまでとは違い、楽しそうに歩くAが可愛すぎて顔がニヤける。
「何、変な顔してるの？」
RV「うるさいよ」
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作者名：ななななん | 作成日時：2016年5月14日 1時
