遠距離恋愛は辛いです (ページ4)

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翌日、さっそく代表に結婚したい事を話した。
あっさりオッケーが出てちょっとビックリしたけど、良かった。
その足で街へ繰り出し、指輪を買いに行く。

RV「どんなのがいいんだろ…」

ネットで色々見たけど、イマイチよくわからない。

RV「あ、ここ…」

いつもAがガラスケースの中を見ながら可愛いと言っていたお店。
あの頃の俺はまだ子供でこんなお店で買う事なんて出来なかった。
よし、ここだ。
華奢で可愛くて、Aの好きそうな指輪がたくさん並んでいた。

RV「やっぱりダイヤモンドだよな」

なんて独り言を言いながら見てまわると、6つの星がついた指輪が目に止まる。
6つの星、１つ１つにダイヤモンドがついていた。

RV「すみません、これください」

即決。
出来上がりは来月頭らしい。
良かった、間に合う。
代表に許しを得た。
指輪も買った。
あとは、プロポーズとAの両親に挨拶だな。
俺の両親もAの両親も昔から俺たちは結婚すると思っていたし、これは楽勝だろう。

RV「あ、Aから電話だ。もしもーし」
《シガ、今大丈夫？》
RV「おう！どした？」
《来週の月曜ね、9時の飛行機で行くから》
RV「9時の飛行機ね…ちょっと待って」

予定を見ると夕方までオフ。

RV「夕方までオフだから迎えに行くよ」
《ほんと？ありがと！
あとね、今日また大量に荷物届いたんだけど…》
RV「あ、届いた？中見た？Aの好きそうなのいっぱいだっただろ？」
《うん、欲しかったスニーカーも入ってた。ありがと。でも、大量すぎる…いいって言ってるのに…》
RV「ついでだよ、ついで」

なんてのは嘘で、Aが好きそうな服や靴を見るとついつい買ってしまう。

《しばらくいいからね！スニーカーも大量すぎて全然履けてないんだから》
RV「はいはい、わかりました」
《絶対わかってない！》

正解。