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『ほんとに！？嬉しいー！』
日本にいる友達と電話をしていたAが急に大声を出した。
日本語だから何を言ってるのかはわからないけど。
「シガ！」
RV「ん？」
「来週ね、ともちゃんが韓国来るってー」
RV「ともちゃん？」
「一緒に働いてた子だよ。うちに泊めてもいい？」
RV「いいよ」
『いいって！うん、楽しみにしてるね！』
電話を切って俺に抱きつく。
RV「なに？どうした？」
「嬉しいの！ともちゃんに全然会えなくて寂しかったから」
RV「良かったな」
「うん！」
嬉しそうにニコニコと笑うAを見ていると何だか俺まで嬉しくなってくる。
RV「俺も仲良くなれるかな？」
「なれるよ。ともちゃん気さくでいい子だもん」
RV「日本語勉強しなきゃだな」
日本語のテキストを開く。
いつも勉強しているテキストだ。
Aはあんまり会話でそんな日本語使わない…って言うけど。
RV「ともちゃんが来たら『いらっ…しゃいま…せ』って言えばいいの？」
「んー。『いらっしゃいませ』はお店の人が使う言葉だから、言わなくていいかな。
普通に『こんにちは』とかでいいよ」
RV「ふーん。なるほどね」
日本語って難しい。
「私が通訳するし、大丈夫だよ」
RV「うん。でも勉強しとく」
「ありがと」
それからともちゃんが来るまで必死に勉強した。
ま、全然覚えられなかったけど。
「よし、空港行ってくるね」
RV「俺も行くよ」
「大丈夫。せっかくの休みなんだしゆっくりしてて」
RV「わかった。気をつけてな」
元気よく出て行った。
さて、とりあえず部屋の掃除でもしとくかな。
苦手だけど。
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作者名：ななななん | 作成日時：2016年5月14日 1時
