8 ページ11
RV「A」
「ん？」
RV「今から作業室行くけど一緒に行く？」
「作業室？」
RV「うん、ちょっと作業残ってて。
その後、何もないし買い物行くんだろ？待ち合わせてもいいけど」
「邪魔じゃない？」
少し不安そうな顔で俺に聞く。
RV「邪魔じゃないよ」
「じゃ、行くー何着よっかなー」
スーツケースから色々と取り出しながら鏡の前に立つ。
「これか、これ！んーコレも好きだしなー」
ベッドに座りながら見ていた。
可愛いな。
なんでこんなに可愛いのかな。
「シガー。これにしよっかな」
RV「うん、いいんじゃない。可愛い」
着替える姿も凝視。
「ちょっと見過ぎじゃない？」
RV「そう？」
「昨日思ったんだけどね、シガ痩せた？」
RV「あぁ、痩せたってか絞った」
「いいなぁ…私、太った」
昨日、空港で会った時から気づいていた。
あれ？ちょっとプニプニじゃね？って。
RV「ちょうどいいんじゃない？」
「ほんとに？」
RV「痩せすぎよりはいい」
痩せてようが太ってようがAはAだから関係ない。
RV「A、髪やらせて」
「出来るの？」
RV「たぶん」
ベッドの前に座らせて髪をとく。
「三つ編みがいい」
RV「任せろ」
「お！出来てる」
RV「だろ」
「ははーん。誰かにしてあげたんだ」
RV「は？」
「誰かかわいーい女の子にしてあげたんでしょ。
浮気だ、浮気」
何言ってんだか。
RV「浮気なんかするわけないだろ。そんな時間ないわ」
「時間に余裕があれば浮気すると解釈して良いって事ですか？」
RV「もー何言ってんの」
「テグナにチクッてやる！怒ってもらう！」
RV「やめて！マジで怖いからあの人！」
「ふーん」
ちょっと拗ねた顔が鏡に写る。
RV「Aがいるのに浮気なんかしないよ」
「ほんとにー？」
RV「当たり前だろ」
「ちゃんと好き？」
RV「うん」
「シガって好きとか愛してるとかあんまり言ってくれないよね」
確かに、あまり言う方じゃないかもな。
RV「Aの事大好きだし、愛してるよ」
「うん、よろしい」
RV「じゃ行くか」
「はーい」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななななん | 作成日時：2016年5月14日 1時
