先輩とてぐんくん (ページ49)

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LE「あ、ハギョナとソヒョン先輩だ」

俺たちの前を歩くハギョンとソヒョン先輩。

「あ…ほんとだ」
LE「声かけなくていいの？」
「うーん、いいや。邪魔しちゃ悪いしね！」

最近いつもこうだ。
あまり4人でも遊ばない。

LE「何かあった？ソヒョン先輩と」
「え？別に何もないよ」
LE「ハギョナともあんまり話してないよね？」
「うーん、そうかな？気のせいじゃない？」

嘘だ。
ハギョンともあまり一緒にいない。
気になったから次の日ハギョンにも聞いてみた。

LE「ハギョナ」
N「んー？」
LE「最近A、変じゃない？」
N「変だね。なんか避けられてる」
LE「だよな。ソヒョン先輩ともあんまり一緒にいないんだよね。Aは何もないって言ってたんだけど」

ハギョンが唸りながら考える。

N「この間さ、僕とソヒョンヌナが付き合っても今までの関係は何も変わらないよね？って泣きながら言ってたんだ。
なのに、避けるなんておかしいし家にも全然来ない」

明らかにおかしい。

LE「もしかしてだけどさ、ソヒョン先輩に何か言われたとか…」
N「ヌナがそんな事言うかな？」

もし何か言われたんなら意図的に避け始めるのも納得できる。

LE「嫉妬的な何かをさ。お前らの仲の良さに嫉妬してる可能性は高いよ。
お前、結構Aの事優先してるだろ？」
N「うーん…してるね」

あの5人の絆は深い物で俺たちが付き合ってるからとか、婚約してるからとか、そんな事でどうなる関係じゃない事ぐらいソヒョン先輩だってわかってるはず。
でも何でもAを優先するのはソヒョン先輩からしたら辛い話だ。

LE「Aにもう一回聞いてみるよ」
N「うん、お願い」