先輩とてぐんくん (ページ46)

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「じゃーハギョナ、ちゃんとソヒョナの事家まで送って行ってね！」
N「わかってるってば」
SH「A、テグンくんまた学校でね」

ハギョンとソヒョン先輩と別れてようやくAと2人になった。

「私たちも帰ろっか」
LE「ちょっと行きたいとこあるんだけどいい？」
「行きたいとこ？いいよ」

Aと手を繋ぎ歩きだす。

「ハギョナとソヒョナってお似合いだよね」
LE「そうだね。いい感じだと思うよ」
「だよねー。上手くいくといいなー」

2人の事を考えて楽しそうに歩くAが可愛い。
しばらく歩いて、小さな公園に着いた。
小高い所にある小さな公園。

「うわぁー夜景！綺麗だね。
テグナ、こんな所知ってたんだ」
LE「調べたんだよ」
「そうなの？」

プロポーズなんてもちろんした事ないし、高校生の俺に出来る事なんて限られている。
せめて夜景の綺麗な所で…なんてベタかもしれないけど。

LE「A」
「ん？」
LE「俺と結婚してください。
まだ高校生だし、大学を卒業してからになるから待たせる事になるけど、俺にはこれから先もAしか考えられないから。
もう婚約もしたけど、ちゃんとプロポーズしたかった」

今日買った指輪をAの前に出す。

「テグナ…私もこれから先もテグナしか考えられないよ。
ありがと。よろしくお願いします」
LE「左手出して」

カッコよくキメたかったけど、手が震える。

「ピッタリだ。サイズ知ってたの？」
LE「Aの事なら何でもわかるからね」

本当はこっそりウォンシクに聞いた。

「さすが私のテグナね！」
LE「俺にもつけて」
「ふふ。なんか結婚式みたい」

またお揃いが増えた。

LE「今は安物しか買えないけど、結婚式の時にはちゃんとした物買うから」
「安物とかちゃんとした物とかそんなの関係ないよ！
テグナが私のために選んでくれたんだから。
嬉しい！もう外さない」
LE「俺も」

目が合う。
顔を近づけるとAが目を閉じた。

LE「帰ろっか」
「はい」

キスはやっぱりまだ慣れない。
2人とも顔が真っ赤だ。
でもキス以上もしたいと思って…いるけどそれはまだ先かな。