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「テグナ！退院おめでとー！」
1週間の入院生活がようやく終わった。
病院まで迎えに来てくれたAヌナと一緒に家に帰る。
「私までお邪魔していいのかな…」
LE「母さんがAヌナにも来てほしいって言ってたんだよ」
「でもせっかくの家族水入らずなのに」
大丈夫。Aヌナの事、嫁にもらう気満々なんで。
LE「気にしなくていいから、ね？」
「うん」
家に帰ると母さんはいつも以上に張り切って料理をしていた。
母「おかえり、テグナ。Aさん、迎えに行ってくれてありがとね」
「こちらこそ、よんで頂いてありがとうございます」
母「そんなかしこまらないで、気楽にしててね」
「あ、はい。あの、私もお手伝いします！」
気楽になんてしていられないAヌナが母さんに言う。
母「いいからいいから。今はテグナの相手してあげてて」
「でも…」
LE「ヌナ、テレビでも見ようよ」
「テグナ…」
結局Aヌナは何度も手伝うと言っては断られていた。
LE「Aヌナ、緊張しないでたくさん食べて」
「う、うん」
KE「Aヌナはいっぱい食べる方？」
「普通だよ」
KE「そうなんだー」
おい、ちょっと待て弟よ。
LE「おい、ジェファナ。
お前なに気安くAヌナなんて呼んでんの？
それになんでタメ口なんだよ」
KE「はぁ？Aヌナがそう呼んでって言ってくれたからだし！
それに、タメ口でいいよーって言ってくれたしー
ね？Aヌナ」
「うん、そうだよー」
いつの間にそんな事に…？
LE「ジェファナなんかと同じ呼び方なんて嫌なんだけど」
「え？」
KE「ちょっとひょん！なんかとは何さ！」
LE「俺は彼氏なんだからジェファナなんかと一緒は嫌だ！」
「テグナ…何怒ってるの？」
本当、弟に嫉妬してどうする…
母「ヤキモチよ、Aさん」
「え！？テグナって嫉妬したりするの！？」
LE「Aヌナ限定で」
KE「なにそれウケるー！」
ジェファンも父さんも母さんもニヤニヤ笑っていた。
Aヌナまでニヤニヤしている。
LE「ニヤニヤしないで」
「可愛い！！テグナが呼びたいように呼んで」
LE「本当に？」
「うん」
LE「じゃ、ハニー」
「いや、それはちょっと…」
その後、マイスウィートハニー、マイエンジェル等いろいろ言ってみたけど全て却下だった。
「テグナ、普通にAにしよ？ね？」
LE「うん…仕方ないからそうする」
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作者名：ななななん | 作成日時：2016年4月16日 14時
