先輩とてぐんくん (ページ35)

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ようやくくっついた2人。
くっついたらくっついたでヘラヘラし出して若干イライラした。

N「A、そろそろ帰るよ」
「ヤダよ。先に帰ればいいでしょ」
N「ダメです。テグナも疲れてるし、Aは美容院行かなきゃだろ。
そんな髪の毛のままじゃダメでしょ」
「うぅ…テグナ、明日も来るからね」
LE「うん、待ってる。気をつけてね」

また目を合わせてヘラヘラ。
ソヒョンヌナに後で愚痴ろう。

N「良かったね、A」
「うん。でもなんか変な感じ」
N「なにが？」
「好きってこういう事なんだなーって」
N「A以外、皆気づいてたけどね」
「そうなの！？私だけ自分の気持ちに気づいてなかったの？馬鹿じゃん」
N「うん、馬鹿だね。
そういえば、あの5人退学だってさ。
さっきソヒョンヌナから連絡あったよ」

まぁ、当たり前だ。
Aを傷つけて、テグンにあんな怪我させたんだから。

「そっか…じゃ、もう嫌がらせされないかな」
N「たぶんね。もうテグナの彼女なんだから堂々としてればいいし、何かあったらすぐテグナに言えばいい」
「彼女…」

彼女って響きが嬉しかったのかまたニヤニヤし始めた。

「彼女…ふふ」
N「ニヤニヤしてないで、早く美容院行くよ」
「はーい」

美容院に行き、長くて綺麗だったAの髪が顎ぐらいまで短くなった。
ずっと長かったから新鮮だ。
これはこれで可愛いな。

「変じゃない？」
N「可愛いよ」
「テグナも可愛いって言ってくれるかな？」

言うに決まってるだろ。
テグンはAの髪が長かろうが短かろうが可愛いって言うに決まってる。
本当、馬鹿なんじゃないのこの子。
早くソヒョンヌナに愚痴りたいよ、全く。