先輩とてぐんくん (ページ29)

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「ソヒョナー」
SH「なにー？」
「日曜ひま？」
SH「うん、暇だよ。どうした？」
「サッカー部の試合があるんだけど、見に行かない？ハギョナと3人で」
SH「あ、うん行く行く」

Aと出会ったのは高校1年の時だった。
可愛くて、でも周りに媚びたりしない彼女に私から話しかけたのがきっかけ。
今まで男の子の話と言えば幼なじみか弟たちばかりだったのに最近よくテグンくんの話をする。
サッカーなんか全く興味なかったのに、毎日見ているし。
テグンくんはきっとAが好きだ。
どの学年からも人気のあるテグンくんが特定の女子と話すなんて初めての事。

SH「Aってテグンくんの事どう思ってるの？」
「どうって…いい子だなーって思うよ。
優しいし、あ！笑顔がね可愛い」
SH「ふーん」

優しいのも笑顔を見せるのもAだけだと思うんだけど。
ようやくAに好きな人が出来たんだなぁ。
本人は全く気付いていないけど。
なんだか寂しい。

「試合の後ね、一緒に帰れるみたいだから4人で遊びに行こう」
SH「え！？」
「ハギョナとテグナと4人で」

テグンくんはもちろん人気者だけど、ハギョンくんもカナリモテる。
あの2人と遊ぶなんて…

SH「A！ありがとう！」
「なにが？」