先輩とてぐんくん (ページ27)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:21,089 hit

27 ページ27

「テグナ、ごめんね」
LE「なにが？」
「ヒョガがあんな言い方して…」
LE「そんなの大丈夫だよ、気にしないで」

そんな事より掴まれている腕が気になって仕方ない。

「テグナはここにいて、お願い」

さっきから頭の中はこればっかり。
爆発寸前だ。

「まだいてくれるよね？」
LE「うん。でもAヌナは寝るんだよ？」
「えー。もう十分寝たよ！お喋りしようよ」
LE「ダメだってば」
「お願い！ちょっとだけ」

そんな可愛い顔でお願いされたらもうダメだなんて言えない。

LE「わかった」
「へへ。何喋る？」
LE「んー。あ、そうだ！来週サッカーの試合あるんだけど見に来て」
「試合？テグナ出るの？」
LE「出るよ。レギュラーだし」
「そうなんだ！じゃー行く！ハギョナとソヒョナと行っていい？」
LE「うん。Aヌナが来てくれたら勝てそう」
「私、神様じゃないよ」

そういう意味じゃないんだけどな。

LE「いつもサッカー見てるけど、ルール覚えた？」
「ルール？全く。だって興味ないし」
LE「え？まだ興味なかったの？」
「うん。だってサッカー見てるっていうか、サッカーしてるテグナ見てるから。
ルールなんて関係ないでしょ？」
LE「うん、まぁ…」

サラッと凄い事言われてるんだけど、凄い事言ってるなんて思っていないAヌナを前にどう答えていいかわからない。

「試合終わった後って一緒に帰れるの？」
LE「たぶん。現地解散になると思うから」
「じゃー4人で帰ろうねー。約束」

指切りをした。
あぁ、好きだ。好きって言いたい。