先輩とてぐんくん (ページ23)

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LE「すみません！」

Aヌナのクラスの人たちが一斉にこっちを見る。

『テグンくんだ！』『え！なんで！』

なんて声が聞いてくる。

SH「テグンくん？」

あ、Aヌナの友達の人だ。
一目散に彼女の元へと向かう。

LE「Aヌナの荷物は？早退します。俺が連れて帰るんで」
SH「ちょっと待ってね」

一瞬、目を見開いた後すぐに笑顔になってAヌナのカバンや制服をまとめてくれた。

SH「テグンくん」
LE「はい」
SH「Aの事お願いします」
LE「あ、はい」

彼女にまた頭を下げて自分のクラスに行き、自分の荷物をまとめる。

『なにしてんの？』
LE「早退する」
『は？部活は？』
LE「休む」
『おい！テグナ！って早ッ』

あ、ハギョンにも言っておこう。

LE「ハギョナ！！」
N「！！ビックリしたー！てか、何その荷物」
LE「Aヌナが貧血で倒れたから連れて帰る」
N「は？え？貧血？テグナ部活は？」
LE「だから！部活なんてどうでもいいんだよ今は！」

部活部活って皆何なんだ。そんな事より今はAヌナだろ。

N「何怒ってんのさ。
あ、この時間Aの家誰もいないから」
LE「え？」
N「おじさんもおばさんも仕事。弟たちは学校だし。弟たちには連絡しておくから。
だからついててあげてねー」

ウインク、むかつく。