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...
ｺﾝｺﾝｯ
隣の部屋のドアを軽くノックした
中から少し高めの柔らかい声が聞こえる
JH「お？何なんかあった？」
『あ、ううん。あの、えーっと...』
JH「ん？ゆっくり言ってみ」
『あの、...ジスオッパ。中にいる？』
ふにゃっと優しく笑うオッパを見て少し安心した
JH「ジスなら海の方に散歩に行くってさっき行ったよ」
『そっか、ありがとっ』
JH「ん、気をつけていってらっしゃい」
そう母のような笑顔で送り出してくれ、ロビーまでの長い通路を歩いた
やっと勇気が出たのか、足取りが軽いのが分かる。
ロビーを通り、海までの道を歩いていると前から黒の短パンに黒のTシャツで踵をだるそうにすりながら歩くジフニが見えた
WZ「あ、Aどこ行くん」
『ん？海の方にちょっと散歩」
WZ「あ、そう。」
『うん、行ってくる〜』
WZ「A！」
さっきよりも大きな声で呼び止められ立ち止まった。
振り向くと、ジフニはこっちを見ていた
ふと学生の頃を思い出す。
教室が並ぶ廊下で、よくあの声で呼ばれたっけな。
普段は低い声なのに、大きな声を出すと少し高くなるあの声
WZ「こういう時じゃないと言えないから、今言うけど、」
WZ「俺、お前のこと好きだったよ」
そう笑顔で言うジフニの顔は凄く明るかった。
なんだか、気を緩めると涙が出そうなくらい明るくて優しい表情だった。
WZ「お前1人くらい俺が養ってやろうと思ってた。昔から。でもやっぱり、ヒョンには勝てないな。」
『ジフナ、』
WZ「なんかあったらいつでも俺んとこ来い。その、俺は昔も今もこれからもお前だけの味方だから。」
ジフニは男らしい。
それは昔から。
"ごめん"という言葉は違うような気がする。
私も、昔も今も、これからもジフニの味方だ。
だからこそ、大きな声で涙が出てしまわないように自分の最大の笑顔で言った
『ありがとう！』
その言葉を聞くと、満足そうに頷きホテルの中に入って行った。
その大きな背中を見てもう一度心の中で言った。
本当にありがとう。
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naaana425(プロフ) - ___y2mさん» 何と嬉しい言葉を....こちらこそいつもありがとうございます＊ぜひ、楽しんでってください☆ (8月14日 10時) (
レス) id: fbeb901bb4 (このIDを非表示/違反報告)
___y2m(プロフ) - ナンさん！いつも更新たのしみにしています！ジスペンですがこのナンさんの＊を読んで元気がでました！いつもありがとうございます！ (8月13日 23時) (レス) @page1 id: 71c1c4da8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナン
| 作成日時：2023年8月13日 8時
