カハタレドキ 4 (ページ9)

今日:25 hit、昨日:114 hit、合計:83,700 hit

・ページ9

...

　

　

　
ふと目を覚ますと、ジョンハニオッパは先に目を覚ましていた

　

　
『...んーっ..、起きてたの、』

JH「ん？あー、うん、ちょっと前に。」

　

　
熱も下がったようで顔がスッキリしていた。

私もだいぶ熱が下がったみたい。

　

　

　

　

　

　
『何見てんの？』

私の部屋に飾っているいくつかの写真をずっと見つめるオッパの後ろ姿はいつもより少しだるそうだ

　

　
JH「懐かしいなぁって。」

　

　

　
ジョンハニオッパの目線の先には、
オッパ達3人が並んでいてその真ん中に私が入る写真だった

　

　

　

　

JH「...もしこの時、お前のことが好きだーとか言ってたら、今頃俺のお嫁さんになってたと思う？」

　

　

　
写真をただひたすら見つめて、そんなことを言うジョンハニオッパは不思議だった

　

　
『...なに急に。』

JH「うーん、なんとなく？」

　

　

　

　

そんな風に言っているものの、
オッパの顔は少し寂しげだった

　
　

　
　
『でも、オッパのお嫁さんになる人は幸せだろうなって傍にいて思うよ』

　
JH「だったら、俺たち付き合っちゃおっか？」

　

　

　
横にいるオッパの顔が私に向くのがわかる

同じように、オッパの顔を見ていると、普段のオッパと少し違ってた。

冗談を言うような顔じゃなくて、
真剣な顔をして。

　
　

　

　

　

　
　
『...オッパ、私ね、』

JH「あー知ってる知ってる、何となく分かるよ俺でも」

　
　
　

　

　
視線を外し、スッと私の隣から離れ、ベットに腰掛けジョンハニオッパが私を見つめる。

　

　

JH「Aや、やっと自分の気持ちに気付けたんだね」

　
不思議だった。

あたかも昔から私の気持ちを知ってるようなことを言うオッパが。

　

　

　

　
　
『うん、好きみたい。ジスオッパのこと』

　

　
　
1番近くで、私を見守ってくれていたジョンハニオッパはずっと前から私の気持ちを知っていてくれていたのだろう

　

　
　
それでも、焦らす事なく、ゆっくり、私のペースで

自分で気付けるようにしてくれたんだ。

　

　

　