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VN「わぁ、本当に?かっこいいなヒョン」
SG「ジュニヒョンはね!?ジスヒョンは何でそんなに大人なのかなぁ...」
ジスオッパへの気持ちに気付いたときの話と、
ジュンさんの密かな想いに気付いてしまった時の話をした
SG「でも、ヌナはジスヒョンが好きなんだもんなぁ〜」
VN「いや。まだわかんないよ」
SG「『 なにが? 』」
VN「いや、だって。これから旅行だよ?しかもヌナ女性1人。ほら、最近恋愛リアリティー番組?って言うの?たくさんやってるじゃん、そんなんみたいにさ、どこで誰がヌナに想いを寄せてるかなんて分かんないよ」
SG「なるほど…」
よくドラマで見る考え込むポーズをして考えているスングァニは口を尖らせて斜め上を見ていた
『いやぁ、でも、私の気持ちが揺れることは、』
VN「言い切れないよ、ヌナ。」
『…と、言いますと。』
VN「誰がどのタイミングでヌナにアプローチするか分かんないじゃん。それに、ヌナの気持ちが揺れることも絶対ないとは言い切れないよ。というより、あってもいいと思うしね。」
『うーん。』
ジスオッパのことが好きなんだと気付いたものの、
ジスオッパとどうにかなりたいという感情はまだ追いついてきていない気もする
兄と妹、のような関係性が長すぎたかな。
関係性が崩れるのを恐れているのかもしれない
VN「ジスヒョンのことが好きならその想いを伝えてみてもいいし、もしかしたら、ジスヒョンへの想いは違う意味なのかもしれないって気付くかもしれないしね。」
単純に、彼は凄いなと思った。
確かに、ジスオッパのことを好きだということに気づいたと同時に
ジスオッパに対してのこの想いは1人の男性としてなのか
それとも
兄としてなのか私にもよく分からなかった。
『…そうだね、よく考えられそうだよこの旅行で』
SG「僕たちも楽しみだなぁ、ヒョンたちはどう動くんだろう〜」
『ヒョンたちって、誰も居ないでしょ?私にそういう感情持ってる人なんて』
VN「相変わらずだね、ヌナ。ヒョンたちが可哀想だよ...」
SG「慰め役は僕たちなんだから...」
この子達の言ってる意味はあまりピンとこないけど、
私にとってはいい時間になるような気がする。
仕事にしろ、自分の気持ちのことも。
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作者名:ナン | 作成日時:2023年7月15日 10時