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『スングァナはオレンジジュース?』
SG「んん" ..アメリカーノで。」
結局この2人は私の部屋に連れてくることしかできず、
社長室のソファーにどかっと座るハンソリと小さく座るスングァニを見ながら、自分のデスクで仕事を進めていた
『ヌナ仕事するから、適当にしてて〜』
VN「はーい」
SG「ねぇ、ヌナ!下着とかは1週間分持って行ったほうがいいのかな〜」
仕事というワードを強調したつもりが2人には通用していなかったらしい
スングァニの声にチラッと顔を上げると、仲良く2人でさっき配られた詳細が書かれた資料をじーっと見ていた
『まぁ、1週間分持ってくより、洗うか...あっちで調達すれば?』
SG「そっか!」
満面の笑みでこちらを見るスングァニは息子のようにも思える。
楽しみで仕方がないのだろう、スングァニを見ていると私もだんだんワクワクしてきてしまって
スングァニと同じ顔をしていたと思う。
VN「ヌナ海外旅行経験ある?」
『うん〜、高校の修学旅行でね』
VN「ふ〜ん」
VN「ヌナ、キャリーケース大きいので行く?」
『うん〜じゃないと、仕事の事もあるし荷物入らないから〜』
VN「あ〜、そっか。仕事しに行くんだった」
VN「じゃあ、ヌナ」
『今度は何〜』
VN「ジスヒョンとなんかあったの?」
彼の洞察力もなめていてはいけないなと思った
さすがに驚いてハンソリの方を見ると、
ハンソリは私を真っ直ぐ見ていた
そんなハンソリを慌てた顔でスングァニは見ていた
『...ヌナのことなんでも知ってるの?』
VN「うん、まぁ?なんとなく分かるよ2人見てたら」
さすが妹が居るからか、何というか...
年下なのに年上の安心感さえ覚える
SG「...そういう悩みってさ、ヒョンたちには話せないでしょ?ヌナ。こういう時はマンネチームを頼らないと!」
確かにそうだと思う。
オッパのことだから、3人の中では秘密ごとは通用しない
かといって同期たちもひとつ下の弟たちにも言える問題じゃない。
『...そうだねぇ、..じゃあ、聞いてもらおっかな〜』
そう言って、デスクの上にあったファイルを閉じて
スングァニとハンソリの向かい側にボスッと座った。
いいソファーを買っていてよかったな、おしりが痛くない。
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作者名:ナン | 作成日時:2023年7月15日 10時