カハタレドキ 4 (ページ4)

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...

熱が上がってきてるのか額に触れる何かがとても心地良い

　
手だ。
男性の大きな手。

　
ミンギュかな、もう帰れるのか...

『ミンギュや...っ、もう、帰る？」

　
返事が聞こえず、うっすらと目を開くとミンギュではなかった。

　

　

　
　

　

JN「へへ、ミンギュじゃないよ、僕だよ。...もう少し待てる？会議ちょっと長引いてるみたい。」

　
　
そう、寝かしつけるように髪を撫でてくれるジュンさんが優しく温かい笑顔でそう言った

　

　

撫でてくれるその手を少し握ると、
熱があるからかひんやりしていて気持ち良い

　

　

　

『ジュンさん、この前はごめんなさい』

　
JN「...大丈夫。なにか理由があったんだよね？いいよ、何も言わなくて。」

　
　
それでも変わらず、頭を撫で続けてくれたおかげでまた眠りにつけた。

　
　

　
　
ジュンさんの声や手はまるで薬のようだった

彼の声を聞きながら、撫でてくれる手を感じながら
何も気にすることなく、眠れることができる。

心地良くて、夢のようだった。

　
　

　

　

　

　

　

　
　
ｺﾝｺﾝｯ

　
　

ノック音で目が覚めた

起き上がり、あたりを見るとジュンさんはもう居なかった

　
　
夢だったのかな...そう思うくらい気持ち良い眠りだった

　
『..はい、』

　
　
ドアノブを握り、ゆっくりドアを開けた

　
　
MH「あ、ヌナ。これ、薬。...大丈夫じゃなさそうだね、」

『わぁ、ありがとね... 』

MH「ジョンハニヒョンにも渡してるから、気にしないでもう少し休んで。もうそろそろ会議終わるだろうから。」

『ん、ごめんね...』

　

　
そう言って、ミョンホは離れにくそうに部屋を出て行った

　

　
風邪をひいた時ってどうしてここまで眠れるのだろう。

寝ても寝ても、眠たい。

　

　
ミョンホが持ってきてくれた薬を飲み、またソファーで目を閉じた。

　

　

　

　
何分、いや、何時間も経ったようにも思える

次にまた、目を覚ましたのは部屋のノック音が聞こえてからだった。

　

　
MG「ヌナ、...わぁだいぶ熱上がってきてるね...ヒョン、どうする？」

　
「ミンギュはジョンハニ乗せて帰って、僕がA乗せて帰るから」

　

　

　

目を開くのもつらかった

ミンギュと、誰かな。ジスオッパかな、謝らなきゃ。

　
そう頭で考えていると、身体が宙に浮いた

　