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SC「一斉メールに記載していた通り、休業手当はありますー。あとはー、」
スンチョリオッパが会議を進めていく中、ついに旅行も間近かぁとワクワクしていた。
旅行とはいえ、うちの新しい店舗を海外に出すのが本当に進んでいくとするなら仕事のひとつだ。
SC「では、最後に社長何かありますか?」
『今考えてるこのプロジェクトで海外に店舗を出すとなると、これからもっと忙しくなりますし、皆さんのサポートが必要になります。宜しくお願いします。』
「宜しくお願い致します」そう社員たちの声が聞こえて見渡すと、社員たちの顔が輝いているように見えた
SC「じゃあー、解散っ」
「お疲れ様です」
『お疲れ様〜』
スンチョリオッパの言葉に解散していく社員を見ていると、それぞれのチームがプロジェクトの話をしながら、出ていくのがわかる
『みんな、良くやってくれてるよね。』
JH「お前がトップにいるからなんじゃないの〜?」
『へへ、そうかな〜』
このプロジェクト。
それこそ最初は視察ついでに旅行なんて呑気なこと言っていたけど、
話を進めていくと、みんなの夢に繋がった
"世界一のサービスで幸せを届ける"
その話から海外にも店舗を出そうという話になった。
これが本当に進んでいくのなら、
この中で誰かは海外に行くことになる。
そう思うと、物凄く、心に穴があいた気がした
『でも、進めていく楽しみと進めて行きたくない気持ちが交互するなぁ、』
JH「っしょ、まぁな〜。ここにいる誰かは現地に行かなきゃいけないしね。」
立ち上がって、テーブルの上で資料をまとめてどこかを見つめるジョンハニオッパの横顔を見た
JH「...客だぞ」
『客?...わぁ。』
ジョンハニオッパの視線の先に目を動かすと、
黒のキャップを被って不機嫌なのかというほど真顔で手を挙げてこっちを見る人と
その隣には満面の笑みでブンブンとこちらに手を振る可愛い子がいた。
あの2人って、正反対だな。
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作者名:ナン | 作成日時:2023年7月15日 10時