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『ごちそうさまでした〜』
HS「あ〜、美味しかった〜」
ジフニとスニョンイはなんだかんだ、心配して食べやすいものを買ってきてくれたものの、
少し元気になった今、目の前で男3人が肉を食べてるのを見て"いいなぁ"なんて思っていた
HS「っん!そうだ。A甘いもの何が食べたい?」
『なにそれ甘いもの限定?」
WN「俺あれがいいチョコレートケーキ」
WZ「俺はいいわ」
HS「ん〜、で?Aは?」
『えー、どこに買いに行くの?』
WZ「ジュニが買ってくるってー、ちょ、ウォヌやそこのリモコン取って」
サラッとそんな発言をするジフニはご飯を食べ終わった後、ソファーにどかっと座りテレビを付けてた
スニョンイの方を見るとニコニコしながら「なにがいい?どんなやつ?」なんて聞いてくる。
あれっきりジュンさんともなかなか話す機会がなくて、
少し気まずいような気もする。
というのも勝手に私が気まずくなっているだけだろうけど...
それに風邪を引いているのも知っているから、
彼の性格上きっと、心配してくれていたに違いない
『じゃあ、プリンで...』
HS「オッケー」
『じゃあ、私シャワー浴びてくるから適当にしててね』
スニョンイの返事は聞こえたものの、ウォヌとジフニは手をヒラヒラと振るだけ振って、テレビを見ながら盛り上がっていた
こいつら、私の看病に来たのでは...?
結局看病しに来てくれたというよりも、ただうちに遊びに来た友達だ。
自由人ばかりで良いような悪いような。
着替えを持って、浴室の鏡に映る自分の顔を見つめていると、目元がやけに黒く見えた
鏡に寄って目元を見ると、ジスオッパが落としてくれたはずのアイラインがまだ少し滲んで残っていた
なんでも器用にこなす彼にも可愛らしい部分があるのがわかって
フッと笑みが溢れた
ジュンさんにもゆっくり話をしなくてはならない。
あの時逃げたのが良くなかったな、なんて今更反省していた
いろんな誤解をさせてしまった気がするし、
ちゃんと謝らないと。
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作者名:ナン | 作成日時:2023年7月15日 10時