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ジョンハニオッパは1人で出勤するみたいで、
ジスオッパに言われ、家に入り寝室のベッドで横になった
JS「化粧落とさなきゃね〜、ちょっと目瞑って休みな?」
『んー...』
オッパたちにまだ熱があることがバレてしまって我慢する必要が無くなったからか
一気に身体の倦怠感を感じる
JS「ちょっと冷たいかも、ごめんね」
『っ... 』
ジスオッパの声が聞こえて顔に冷たい感触のものが触れた
メイクを落としてくれているのだろう。
こんなことできるなんて、経験があるに違いない
『...ジスオッパ慣れてるじゃん。彼女にもしてるの...?』
JS「居ないって彼女なんて」
ははっと笑い声が聞こえたと同時に安心と疑問の気持ちが交互にやってくる
されるがまま目を閉じてたまに顔に当たるオッパの腕を掴んだ
『...じゃあ、この前のお店で一緒に居たの誰?』
何分くらい見つめ合っていたのだろうと思うくらい
目が合う時間が長く感じた。
ふっと微笑むジスオッパが好きだ
綺麗で、どこか儚くて
目が笑った後に口角も上がるそんなゆっくりした微笑みが好きだ。
彼女ぶったような口ぶりをしてしまったことを言った瞬間に後悔した
『やっぱり何でもない、忘れて』
そう言って、ジスオッパに背中を向けた
これも全部、熱があるせいにしよう。
風邪をひいたから普段とは違う姿を見せてしまった
そうしよう。
JS「Aや、ゆっくり話でもしようか?」
小さく、そっと指先に触れる彼の手は震えているようにも思えた。
ギィっとベッドが軋む音がし、
優しく私の名前を呼ぶその声が近くに感じた
この空間全てが、そんな彼の甘さによって色付いたような気がした
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作者名:ナン | 作成日時:2023年7月15日 10時