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...
















 


 

朝が来た

起き上がろうにも起き上がれない
 



 


 

身体がだるくて、サイドテーブルに置いてあった体温計を脇に挟む


きっとまた熱が出てきたのだろう。



 
熱い身体を感じて、天井をボーッと見つめた

体温計の音が鳴るまでの時間がすごく長く感じる








 






 


 

 


ピピッ
 
『うわぁ...38.1℃って...』









 

数字を見るんじゃなかったと思った

数字で自分の体温を見てしまうと、その分どんどんしんどくなってくる気がする


出勤しようか、悩む。

 






 

 


昨日も途中で帰ったし、視察旅行会議をするって言ってたし
いつも通りメイクをして出勤準備をした

いつも通り、というかメイクは少し濃いめに...
























 

 


ピンポーンッ


準備を終え、スマートフォンを確認して返していると家のインターホンが鳴った



 


 

 

 
いつもの仕事用バッグを持ち、家の外へ出るとジョンハニオッパとジスオッパがいた



 



 

JH「おはよ〜...、なんだお前」


『...なにが』

 

JH「誰が見てもメイク濃いだろうが、なぁジス」

JS「うん...ちょっと、いつもより濃いね?」



 
 





 

 
他人事の様にこの人たちはよく私の事を見てるなぁと感心していた


それと同時に、普段通りの2人を見た感じ、
ちゃんと話できたんだろうなとも思った。






 
 



 



 
『...そういう時もあるよね、濃くしたい時も。』


JH「ナチュラルなのが好みだとか言ってたの誰だよ、ちょ、こっち来なさい」

『嫌だ』


 
JS「A、僕たちどれだけ一緒にいると思ってるの」






 


 

 


そんなオッパたちの饒舌な口に負けて、ジョンハニオッパの方へ寄ると

冷たい2つの手が交互に額に当たる


 
ジョンハニオッパとジスオッパならジスオッパの方が手が大きいんだなぁなんて事を考えてた。

 



 


 

 



 
JH「ばかたれが」

JS「準備なんてしなくてよかったのに...もう...」

『...すみません。』


 

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作者名:ナン | 作成日時:2023年7月15日 10時

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