カハタレドキ 2 (ページ29)

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みんながそれぞれの仕事場に戻るとき、肩をポンと叩かれた
　

　

JH「帰りもジスの車乗って帰るから1人で帰んなよ〜」

『はーい。』

　

あんなことがあった次の日だからだろう。

嘘でも、"1人で帰るからいい"なんて言えない。

そんなこと言えば、何を言われるか。

　

　

JN「Aさん」

　
ジョンハニオッパが会議室を出た後、後ろから声がし振り向くとジュンさんだけだった。

　

　
ミョンホはジスオッパと秘書室に行ったのか..

　

『ありがとうございます。その、色々と。お仕事増やしちゃたんじゃないかって思って。』

　

JN「あぁ、それは全然。仕事ですから。...あの後、大丈夫だったの？」

　

『うん。なんとか...ね。」

JN「そっか、じゃあ良かった」

　

　
にっと口角を横に広げ笑うジュンさんは可愛らしいと思う。

同い年には見えないほどに。
　

　
ただ、今も何かを言いたそうだけど
何を言いたいのかはまだ読めない。
　
　

　

　

　
JN「その... 、僕が連絡したの気付いてくれた?」

　

　
無意識なのか、首を傾げて聞いてくる

あの日、ジフニが帰った後、一度眠ろうと思ってベッドに入った時、ジュンさんから連絡がひとつ入っていた。

　

　

　

　
ジュンさん次会う時、もし良かったらコーヒーでも。

　

　

　
　
　

　

　
眠る前に、目に入ったジュンさんの名前を見てドキッとしたのを覚えてる。

　

『あぁ!!うん、見たよ。ごめん、返信してなかったよね..」

　
JN「それは全然... いいんだけど...、あ！今からどう?ランチ。」

　
初めて会った日とは比べものにならないくらい口数が増えた

それはジュンさんも、私も。
　

　

　
見たことのないジュンさんを見たからか

仕事を一緒にするジュンさんを見たからか

　

もっと彼のことが知りたくなった。