カハタレドキ 2 (ページ3)

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...

何だかんだ、仕事が多くて
控え室に戻り、パソコンの前からひとつも動かず時間は少し経っていた。

　

『んーっ、そろそろかな』

　

　

　

ｺﾝｺﾝｯ

　

伸びをし、付けていた腕時計で時間を確認しているとノックが聞こえた

　

『どうぞ〜』

　

MH「失礼します。」

　

部屋に入ってきたのは、ジュンさんの秘書のミョンホさんで少し驚いた。

　
　

『あっ...、お疲れ様です。先日は..、』

MH「先日は失礼致しました。」

『えっ...と...』

　

　

　

少し前に会った時と変わらず、

ピシッとスーツを着こなし、笑顔ひとつない表情で

頭を下げた。

　

『ちょっ、顔をあげてください。私は何も...、』

MH「嫌な思いをしたと思うんです。大変失礼致しました。」

　
『そんな、別に何も...』

MH「よく誤解されることがあるんです。この、雰囲気とかでよく冷たいと言われることが多くて...。そんなつもりはないんですけど、」

　

　

　

　
やっぱり、

見た目や雰囲気だけで判断するものではないと改めて感じた。

　

彼らも私と同じ人間であって、

そんなつもりはなくても、誤解されてしまう

私も同じ経験があるからよくわかる。

　

　

　

『気にしないでください。良かったです、よく分かりました。やっぱり縁があったんですかね?うちの社員、似たような人ばかりですから。』

　

今思えば、スンチョリオッパをはじめ、うちの社員達はクールに見えてる人ばかりな気がする。

　
見た目で判断すれば。

　
　

　

　

　
MH「ありがとうございます...、その、今後とも宜しくお願い致します。」

『こちらこそ、宜しくお願い致します、』

ｶﾞﾁｬ

　
　

MG「お時間ですよ〜っ...お？ミョンホ？」

ミョンホさんとは誤解が解けたようで、

手を出され、同じように手を出し握手をしようとすると、ミンギュが入ってきた。

　
MH「ん？ミンギュ？あれ、ミンギュって、え？」

　
『やっぱりご縁ですね...』

MH「そう、みたいですね...」

　

　

どうも、ミンギュとミョンホさんは同い年で同じ大学を出てる同級生だとか...

　

　
ご縁って本当にあるみたい。