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遠くからバイクの音が聞こえていた
バイク...、ミョンホ、バイク乗ってたっけな。
バイクがこっちに向かって来るけど
ヘルメットをしているから、誰かはわからなかった。
WZ「世話ばっかりかけやがって」
『オッパ...』
WZ「はよ乗れ」
迎えに来てくれたのはうちの兄。
オッパはヘルメットをわたしにポンっと投げてきた
JN「ジョンハニヒョンに迎えに来てもらおうかと思ったんだけど、ほらこの前、連絡先交換できなかったからさ。ジフニで我慢して〜〜じゃあね!!お疲れ!!」
嵐のように去っていったジュニオッパ
でも、1人で電車に乗って帰るのも
ジュニオッパと2人で帰るのも
なんとなく気が重くてちょっと気が楽になった。
『ジュニオッパ、ありがとね。』
ヘルメットを被って、ジフニオッパのバイクの後ろに乗った
WZ「...A、あのさ、」
『もういいよ..!帰ろう。」
久しぶりに乗るバイクは風が気持ちよかった。
涙が出るのも、風のせいにしよう。
今だけは。
こういう時のジフニオッパは本当に頼れる。
幼い頃から喧嘩もたくさんしてきたけど、
わたしの良き理解者だ。
悲しくなかったのは、自分の思い込みみたい。
強がってたんだ。
オッパの温かさのおかげで張り詰めてた糸が切れた。
オッパの逞しい背中に少し寄りかかった
寂しさや悲しみと一緒に、今、この時間だけぎゅっと抱きしめるように。
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作者名:ナン | 作成日時:2023年4月18日 19時