72 ページ12
-
それから、ジョンハニヒョンとAが付き合ったのも
何となく、妹の雰囲気を見てればわかる。
ウォヌを見送った後、ジュニから連絡が来た。
JUNねぇ、Aちゃん、迎えに来てあげてくれない?
きっと、知ったんだろう。
スニョンイがこっそり電話してる姿は見てた。
あいつもあいつなりに心配してたんだ
ジュニもきっと口を滑らしたに違いない。
妹のことは兄としてよく知ってるつもりだ。
WZ「俺、あいつ迎えに行ってくるから先家帰っといて」
SC「えーーー!! ...先、呑んでていい?」
WZ「...勝手にして」
DK「さっすが、ヒョーン!!!!」
大体のやつらが、空港まで見送りに来て、
その後、うちで呑む予定にしてたらしい。
スンチョリヒョンが勝手に。
ジョンハニヒョンも来ると思って、連絡しようとスマホを出した。
ジョンハニヒョンねぇ、ジフナ、Aちゃん、俺んちに連れてきてくれない?
ヒョンは俺らの先の先を読んでる。常に。
きっと、Aが寂しい思いをしてるんじゃないか、
今日はどこかへ出かける気分じゃないんじゃないのか、
そう思って家に呼んでるんだろう。
やっぱり、俺たちはヒョンには敵わない。
妹の辛そうな顔や声を聞くのは、俺としても結構キツイ。
俺がいれば、辛くても辛いと言えないだろう。
泣きたくても泣けないだろう。
だから、何も話さなくて済む、顔を見せずに済む
風だけを感じられるバイクで迎えに行った。
これも兄なりの優しさだ。
わかってくれよ、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 811人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナン
| 作成日時：2023年4月18日 19時
