天使の手 -3- (ページ1)

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2022.11.14(月)

　

JN「ごめん!!A、車壊れた!!だから電車で来て！現地集合ね！じゃあね！！」

急にジュニオッパから電話が来てすぐ切られた、

返事をする間もなく。
通話時間は3秒。

展示会に行くのに、ジュニオッパと車で行く予定だったけど、タイミング悪く、車が使えないらしい。

とにかく、展示会に行くため家を出て、
会場の最寄駅まで電車で向かった。

　

ジョンハンさんとは電話とSNSでのやりとりのみで、

今日、展示会後にご飯に行く予定になった。

鞄には化粧ポーチも入ってるし、準備万端。

ジョンハンさんは今日休みだから
朝はゆっくり寝てるんだろう。

メッセージのやりとりでは、まだ既読はついてなかった。

仕事を終えてから、ジョンハンさんに会えると思うと、

展示会場までの道のりも足取りが軽い気がする。

会場の最寄駅に到着し、ジュニオッパにどこに居るか連絡しようと、スマホを出した。

　

『ん〜？珍しいなこんな時間に。』

スマホを出したと同時に電話がかかってきた。

『もしもし、どうし、』

HS「お前どこにいんの!?いいの!?このままで!!」

『..え？オッパ、何言ってんの、』

　

HS「ウォヌと会えなくていいのかって!!!」

　

何が何だか分からなかった。

スニョンイオッパが何言ってるのか、

さっぱり理解できなかった。

わたしは何で何も知らなかったのだろう。