・ ページ29
-
『あ"ぁ...、頭いった...』
「...オンニ、昨日そんな飲んだんですか。」
『うん..、ちょっとね...』
ムカつく事があっても、仕事をする気分にならなくても
朝はやってくるし、出勤もしないといけない。
しかも、今日に限ってMV撮影、かぁ....
スケジュールを組んだ自分を殴ってやりたい。
なんでこんなに詰め詰めにしてんのよ..私...
自分のデスクに腕を伸ばし、ぼーっとパソコンの画面を見ていた。
「ヌナ、どっちチームに同行します？」
『...静かなチームで....』
「あぁ、二日酔いの日にブソクスンに当たるとキツイですもん。分かります分かります...」
そう。
二日酔いで気持ち悪くて、頭が痛いみたいな日に
ブソクスンチームに同行すると、余計に体調が悪くなる。
もちろん、元気になる時もあるんだけど、
今日はちょっと、さすがに...
「じゃあ〜...、シュアチームでいきます？」
『...シュアと他、誰？』
「シュア、ジュン、バーノン、ディノです。」
『そこがいいです。そこにしてください。』
「了解でーすっ」
先輩としてどうなんだ、とは思うけど
今日は後輩の優しさにどっぷりと浸かっていたい。
シュアなら昨日のことも知ってるし、
ジュニもハンソリもチャニも他に比べたら大人しい方だから、良しとしよう。
今日の仕事を乗り越えられそうな希望が見えた。
「あ、ヌナ！シュアチーム、ウォヌさんも一緒でした！」
昨日の今日で、ウォヌ。
キツいか...?
いやいや。気にしすぎ。
ウォヌは昨日の話を持ち出したりするようなやつじゃない。
いつも通りに接してくれるような人だ。
問題ない。
うん。問題、ない。
『了解！』
仕事だ。仕事。
昨日のことは昨日、終わった。
ここで私情を出さずに目の前の仕事をこなすことこそ、
大人である。
『...気持ち悪...、』
「オンニ！！は、吐かないでくださいよ！？ドユナ！水！」
「ヌナ！！ちょっ、ヌナ！？」
『吐きません吐きません...大丈夫ですから...』
すみません、こんな先輩で...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1422人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナン(プロフ) - 美花さん» なんっと...嬉しいお言葉....。そんなことがあるんですか...!?!?!?ナン泣いてびちょびちょになりそうです。暖かくて素敵なお言葉をありがとうございます😭😭頑張りますっ....!!!! (3月22日 3時) (
レス) id: 9e4d1849cb (このIDを非表示/違反報告)
美花(プロフ) - unknownシリーズが終わって喪失感でいっぱいだったのですがまた新シリーズが始まってまた楽しみが出来ました♡唯一お気に入り作者登録してます(笑)また更新楽しみにしてるので完結まで見届けさせてください！ (3月21日 20時) (レス) @page4 id: aa867d7e69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナン
| 作成日時：2024年3月20日 14時
