unknown_ .6. (ページ8)

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「佐藤様のお部屋はキャビン2になります。このまま真っ直ぐここから進んでいただいて..」

　
スタッフの方に地図を見せてもらい施設の説明を受けた。

本当に人とはあまり会わないような空間になっていて、
私たちとしてはもうすでに大満足。

　

　

ここでは、1日５組限定で貸切露天風呂もあるらしい。

夕食はバーベキューかすき焼きを選べるみたいだし、
朝食は季節によって変わるとか。

夜には焚き火のサービスもあったり、
別のシャワー棟には大きなジェンガや卓球台があると。

　
1日では勿体無いくらい、楽しめそうな施設だった。

　

　
「良ければ、21:00からの露天風呂が空いてますが、いかがですか？今の季節だと、星が綺麗に見えますのでおすすめです。」

『うーん、ミンギュや。貸切露天風呂まだ空いてるって、どうする？』

MG「お、いいじゃん。折角だし、入りたい！」

『じゃあ、お願いします！』

「かしこまりました。それでは素敵な時間をお過ごしください。」

　

　

　

　

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MG「キャビン？だったよね」

『うん、凄くない...!?テンション上がる〜...」

MG「いやぁ、俺ら常連客にならなきゃだよ。ここ。」

　

　

部屋につき、辺りを見渡すと緑ばかり。

鳥の鳴き声や、風の音。
それだけでBGMは完璧なほどに素敵な場所だった。

　

　

MG「Aや、ここでご飯食べるんだよ！」

『うわぁ、いいねぇ...』

MG「これ何かな」

『これは〜、焚き火する時に座れる椅子じゃない？？』

MG「おぉ... 、お洒落だね」

『ね？素敵だなぁ。』

　

　

三角屋根の可愛くてお洒落な部屋に入ると木のいい香りがする。

すでに部屋の中は暖房をつけていてくれたみたいで気持ちいい暖かさだった。

　

　

MG「Aや、ご飯まで時間あるし、部屋にいるのも勿体無いから散歩しに行こう」

『いいね、行こう行こう』

MG「財布は置いてていいでしょ〜、スマホは写真撮りたいし〜、」

『帽子。...え、被らないつもり!?」

MG「...ほら、木の色と同化するんじゃない？」

　

　

うん、いいよ、帽子被んなくて。
可愛いもん、うん。可愛いよその髪色。