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MG「へへ、楽しみ楽しみ〜」
『静かにして。』
幼い弟を連れて旅行に行く気分だ。
隣で大はしゃぎする彼を落ち着かせ、ぼーっとしていた。
日本に帰るのは本当に久しぶりでワクワクする。
きっと日本もコロナが流行り出して、色々変わったんだろうなぁ。
MG「俺ら向かってるのって、かんさいくうこうだよね?」
『うん、そうそう。そこで車借りて行くんだよ』
MG「おぉ〜。Aちゃんすごいね!?」
『静かに。』
MG「はぁい」
うん、小さい弟を連れてるんだ、私。
.
.
MG「わぁ、本当に久しぶりに来た〜!」
『ね?久しぶりに帰ってきた〜っ』
MG「やっぱり嬉しい??」
『うん、ちょっとはね??』
2人で外へ出て、ぐーっと伸びをした。
伸びをするタイミングも大体が同じでこうやって恋人同士って似てくるんだろうなぁと思う。
『よし、行きますよ。』
MG「..ねぇ、本当に運転できるんだよね?アクセルわかるよね?ブレーキも?」
『ちゃんと練習したんだってば!!ミンギュのために〜!!』
MG「わぁ...、俺の為にとか言われちゃったらもう乗るしかないじゃん。ね?よし、行きましょう。」
自分が運転上手いからって...
私だって一応免許は持ってるっていうのに。
それに、田舎のような道ばかりらしく初心者向けのコースだというのも調べ済み。
あとは、空港から都会へ出るまでが...
それだけが..少し、不安なだけで...
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作者名:ナン | 作成日時:2024年1月3日 9時