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JH side
JH「多分ね、ヒョンが見てる限り、ミンギュも気付いてると思うよ」
SG「そうなの!?」
JH「そりゃ、俺ら何年一緒にいると思ってんの。気付くでしょ。弟の事くらい」
可愛いマンネがボノニのことを話していたのが聞こえて
寝るに寝られなかった。
なんとも言えない問題だ
人の感情って、人に言われて抑えられるような簡単なものでもないし、
かといって、積極的にいけ！とも言えない。
JH「一回相談されたことあるんだよ、Aとは言ってなかったけど。」
DN「そうだったんだ...」
JH「うんー、友達の話なんだけど、恋人がいる人を好きになったらどうする？って。完全にボノニの話だって分かったけどね。」
そう。だいぶ前、
あいつらが結婚するって決めたもっと前に相談された。
.
.
VN「ヒョン、相談があるんだけど。」
JH「ん〜？いいよ。どうしたの」
VN「その...、友達の話、なんだけど。俺じゃ経験ないからなんで答えればいいか分からなくて」
JH「うんうん〜。」
VN「友達がね、その、恋人がいる人を好きになっちゃったんだって。でも、男の人も女の人もどっちも知ってるんだよ。家族みたいに仲が良くてさ」
JH「..おーん。」
VN「でも、気持ちは伝えるつもりはないんだよ。迷惑なのは分かってるから。」
だんだん、自分の事のように話すボノニを見てると
あぁ、この子はAを好きになってしまったんだ
そう分かった。すぐに。
JH「ヒョンがもしその、ボノニの友達？の立場だったらきっと同じことしてると思う。変に意識して欲しくないし、2人の仲を裂くようなこともしたくないし」
VN「..うん。」
JH「でも、好きって感情は素敵なものだと思うから。そのままいつか諦めがつくまで好きでいていいと思うよ。
伝えたくなったら伝えたらいいし。それで、諦められることもあると思うしね？」
.
.
そう言ったら、"ありがとう"といって俺から離れていった。
仕方がない。
好きになるという感情は誰にも止められない。
ヒョンとして、応援できないのも辛いものがある。
ただ、
相手が悪かった。
それだけだ。
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作者名：ナン
| 作成日時：2024年1月3日 9時
