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『優！』
「お、久しぶり〜相変わらずだなお前〜！！」
『相変わらずってなに！？』
「お前の二重顎」
『頬貸せ』
相変わらず、なのは彼もそう。
高校の時から変わらず短髪で、
何が面白いの？と言いたいほど常に笑顔。
.
「で？今の生活はどうなの」
『幸せを十分いただいております。』
「ミンギュさん？だよな？」
『うんー』
「おん、ミンギュさんの会見日本でもSNSで回ってた」
『凄いよね、最近のSNSの情報って...』
「いやぁ、カッコ良すぎない？お前なんかでいいのかよまじで」
『失礼な。』
お昼を過ぎたからかカフェには人がちらほら居るくらいだった。
彼は人に言いふらすような人ではないから
ずっと前にミンギュと付き合ってることは言ってあった。
「男だらけの中で生活って不便なんじゃな、...ないな。お前男みたいなもんか」
『優さ、いつまでそれ言い続けんの？高校の時から言ってるよね、飽きないな！！」
彼はメンバーで例えると、ジフニオッパみたいな人。
ぶっきらぼうで、クールだけど、いざとなった時は漢になる人だ。
ジフニオッパには到底勝てないけど。
「あんだけメンバーの方居て、誰かお前のこと好きになるとかないわけ？」
『あるわけないじゃん、彼女居る人もいるし、弟みたいなもんだし。』
「いやいや、あるわけない事ないって。」
『ないって』
「分かんねぇよ〜？そんなの。こうしてる今も必死に気持ちを抑えてる人だって居るかもしれないじゃん。」
何となく、
いつもなら右から左に流すことなのに、
何となくだけど、
胸につかえた。
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作者名：ナン
| 作成日時：2024年1月3日 9時
