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MG「こんにちは〜!!おひさしぶりです!!」

「いらっしゃーい!わざわざここまで来てくれてありがとうねぇ〜」

「さぁさぁ、中に入ってください!!」

「ミンギュくん!お兄ちゃんって呼んでいいですか!?」

MG「もちろん!!おじゃまします〜!」





 



飛行機に乗って、電車に乗って...

行く道中も緊張する素ぶりも無く、実家に帰ってきたらこんな感じ。

さすがキムミンギュ...

馴染むのが早すぎる。もうすでに何回も会ってるみたいで。




 





 


MG「えっと...、きゅうに?」

『そう、急に。」

MG「うん、急にお邪魔してすみません!」


「そんなそんな!嬉しいわよ〜!」

「お父さん、どうしよう、こんな近くで...しかも、うちにいるよ。」

「やっぱり、かっこいいな...」


 


日本語がまだ不安なのか、ところどころ私に聞きながらも
ちゃんと日本語を使って話してくれる彼は優しさでいっぱいだった。



 
お母さんはお母さんって感じだし、
妹は興奮してるし、お父さんはずっと口が開いてる。


そんな家族を見るのも面白かった。






 

MG「あらためて、ごあいさちゅできって、うれしいです!...これ合ってる?」

『うん、合ってる合ってる。無理しなくていいよ』


「日本語お上手なのね〜...、Aの言う通り、無理しなくていいわよ。韓国語でも。ね?」

『うん、無理せず。楽しくお喋り〜くらいでいいよ』




 

うーん、と悩む素ぶりもまた可愛らしい。

これも惚れた弱みかぁ...




 
MG「えっと...、Aや。通訳してくれる?」

『うん?いいよ、なに??』

MG「えっとね、順番が逆になってしまったけど、結婚の挨拶に来ました。はい。」



 
やっぱり彼の言葉を通訳するのは小っ恥ずかしい。




『んー..っと、...順番が逆になっちゃったけど、結婚のあいさ、』


「そんなそんなぁ!!ミンギュくん、...ありがとう。私たちは大歓迎よ!」

「うわぁ...お姉ちゃん...、お姉ちゃん凄いよ...前世で国でも救ったわけ...?義理のお兄ちゃんがSEVENTEEN...?」

「...お父さん、もう泣きそうなんだけど、...良かったな..A」



 


なんか、なんかちょっと違う気がするけど、
まぁ、うん。これがうちの家族か。



 




MG「しあわせにします!!」





 
満面の笑みでそう言い切った彼は、彼らしかった。
それにキャーキャー騒ぐうちの家族も家族らしかった。


 
それを見て、ただひたすら幸せを噛み締めた。

 

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作者名:ナン | 作成日時:2024年1月3日 9時

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