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「お待たせ〜！あー！Aちゃーん！！」
「初めまして〜！」
「オンニ！！やっと会えたぁ！！」
MG「..ヤー、会ってすぐオンニは無いじゃん...」
『あっ..初めましてー！！Aと申します！すみません、突然お邪魔して...』
「写真より実物の方がもっと綺麗...ヤー、オッパ。感謝しなよ」
お母様もお父様も、妹さんも、
みんな何というか、ミンギュだった。
さすが、血の繋がりって感じで。
「いつもごめんなさいね、うちの息子が。ご迷惑をかけてるんじゃない??」
『そんなそんな！全然です。私が謝るべきです。本当たくさん貰ってばっかりで...』
「オンニ。あ、オンニって呼んでいいですか？というよりもう家族なんだし、敬語やめましょうよ！！」
すごく、すごく温かい人たちだった。
こんなにも温かいご両親に育てられたんだと思うと、
ミンギュがミンギュであるのにも納得する。
..
「韓国のオンマとアッパだと思ってほしいの。何かあれば頼ってほしいのよ。私たち。」
「うんうん、そうして欲しいと思ってるよ僕たちも。」
「入院したって聞いた時も行こうと思ったんだけど、オッパに止められたんだよ...。オンニ。私達は味方だから、たくさん頼ってね。」
かけてくれる言葉全てが優しくて、優しくて。
我慢していたものが切れた。
MG「...Aや、泣かないで。」
『すみません、っ...、嬉しくて。』
「ふふ、優しい子なのね。これからも宜しくね。Aや。」
名前を呼んでもらえることがどれだけ幸せか、
どれだけ嬉しいか改めて分かった気がする。
また新しい家族が増えた。
それだけでも十分なのに、優しく涙を拭いて、
私の手をそっと握る彼の手の温かさでまた涙が出た。
こんなにも幸せなのが怖いくらい、幸せだった。
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作者名：ナン
| 作成日時：2024年1月3日 9時
