・ ページ10
-
VN side
ヌナが病院に運ばれたと聞いた日から、13人揃って笑う日は少なくなった
強いて言うなら、撮影の時だけ。
それに、誰もヌナの話をしなくなった。
ミンギュヒョンが不安定になるのを見てられなかったから。
MG「っ、なに...?ヒョン。」
WZ「Aを突き落とした奴、捕まったってさっき連絡あった。」
楽屋には、俺とジフニヒョンとミンギュヒョンだけ。
イヤホンして目を閉じていたから俺が寝てると思ってるんだろう。
2人が入ってきたのをみて、音楽を止めた。
MG「っ、ふぅ...、で?..誰だったの？女の人？男？全然知らない人なの？俺らが知ってる人？スタッフ？」
目を閉じていても、ミンギュヒョンがどんな表情をしているのか分かる。
声の震え方も、
息をつく暇も無く一息でジフニヒョンに聞いているのもすべて分かる。
きっと今、不安定になってるんだろう。
WZ「...お前のファンだったって。サセンだよ」
MG「..ふっ、ね？そうだと思ったよ。それしかないじゃん。結局、俺のせいなんだよ。怪我させたのも、まだ目覚めないのも全部俺のせいなんでしょ？ヒョン。」
WZ「お前のせいじゃないって、」
MG「俺があいつの隣にいていいの？俺のせいでこんな目に遭うなら、Aの隣にいる資格なんて、ｯ...、」
思わず目を開けてしまった。
乾いた音が部屋中に鳴り響いたから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1517人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナン
| 作成日時：2023年12月24日 11時
