unknown_ .5. (ページ9)

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「ミンギュさん、次お願いします。」

MG「あ、うん。」

「...最近、Aさん見ないですね。元気にされてますか？」

SC「...っ、ちょっ、」

MG「あ〜、うん。元気だよー、うるさいくらいね」

　

　
そっか、このメイクさん、だいぶ前Aと話してたんだっけな。

　

マネヒョンたち以外、スタッフはみんな知らないから。
そのことについて触れられるのは仕方がない。

スンチョリヒョンは、止めようとしてたけど、"大丈夫だから"そう目で合図した。

　
嘘をつけなかったのに、今は嘘ばかり。
俺が聞きたいよ、Aが元気にしてるかなんて。

　

　

WZ「..ミンギュや。メイク終わったら楽屋来い」

MG「...うん。」

　

ジフニヒョンにそう言われ、メイクを終えて楽屋に戻った。

　

ヒョンたちからの呼び出しが、
マネヒョンたちからの呼び出しが怖くなった。

　

もしかしたら、こうやってメイクをしてる今、
Aがここからいなくなったんじゃないか、
もう、目を覚ますことはないって説明されるんじゃないか、

そんなことを考えてしまうようになって、

　

ヒョンたちが俺を呼ぶ声が聞こえるたびに、
胸が苦しくなって、手が震えるようになってしまった。