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MG side
辛くても我慢するのが慣れてしまった。
Aと最後に話したのはいつだったんだろう。
Aのご飯を食べたのはいつだったっけ。
どれくらいの時間が経ったのか分からない。
過ごし辛い暑さが去っていき、街を歩く人の服も暖かい色に変わった。
Aと一緒にレコーディングしたあの日本語曲も、
新しいアルバムも、もう活動終わっちゃったよ。
日本旅行、連れてってくれるって言ってたじゃん
いつ行けるの？
お前はいつ、俺の目を見てくれるの。
毎日、毎日そんなことばかり。
自分自身の情緒も不安定になった。
もちろんポジティブな日もある。
Aは大丈夫だ、また今までみたいに俺に笑いかけてくれるから待ってよう。
いつまでもずっと待ってられる。
そう思う日もあれば、
もし目を覚まさずに、ずっとこのままだったら
俺はどうしよう。またカラットの前に立てるのか、
もうこのまま全て辞めてしまおうか。
そう思う日もある。
VN「ヒョン、迎えに来たよ」
MG「...もうそんな時間か」
VN「うん、行こう。...ヌナ、また夜来るね」
MG「っ...、ボノナ、行くか」
VN「うん。」
ボノニは優しい。
いつも迎えに来るたびに、最後にAに挨拶してから病室を出る。
でも、それが俺にとってはどこかしんどくて。
もう目を覚さないようにも思えて、キツかった。
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作者名：ナン
| 作成日時：2023年12月24日 11時
