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ご両親に連絡しようも、俺らは何も知らないし、
何も出来なくて、スンチョリヒョンが手続きをしに行った。
病室に入った途端、胸が痛かった。
いつも、うるさいくらいに喋るあいつが、
病室のベッドで数えきれない管で繋がれているのが目に入った。
腕も、脚も、顔も痛々しくて、見ていられなくて
思わず、目を逸らした。
MG「...ヒョンたち、ごめん。1人に、してくれないかな」
WZ「...ん、スニョンア、行くぞ」
HS「...っ、うん。」
今、ミンギュを元気にさせられるやつは、
俺らじゃない。俺らにはできない。
Aじゃないと、Aがいないと、あいつは笑えない。
だから、どうか。
神様がもし、いるなら。
もうこいつらに試練を与えてやらないでくれないか。
HS「ジフナ、ジョンハニヒョンが電話かけ直せって。」
WZ「あぁ、そうだよな。」
SC「お待たせ。」
手続きを終えたのか、向こう側からスンチョリヒョンが小走りでこっちへ向かってきた。
HS「ヒョン、...先生なんて言ってたの？」
SC「意識が戻るとは言い切れないって。戻っても、...後遺症があるかもしれないって。」
HS「そっか、」
WZ「ヒョン、...ミンギュどうしようか。」
SC「そう、だなぁ...」
こういう時に痛いほど思う。
俺らの仕事がどれだけキツイか。
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作者名：ナン
| 作成日時：2023年12月24日 11時
