unknown_ .5. (ページ18)

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WZ「っよいしょ、どうだ体調は」

『おかげさまで。』

WZ「いつ退院できんの」

『来週にはできるんじゃないかな』

WZ「あっそ」

　

　

髪の毛をバサっとかきあげ、興味の無さそうに返事をするこのオッパは良くも悪くも昔から変わらない。

　

　

『ミンギュ殴ったって〜？』

WZ「おん」

『いつも優しいあのイジフンが？』

WZ「...あれは仕方がない」

　

　
ミンギュから聞いた

ジフニオッパが言ったあの言葉はきっと、
ジフニオッパからしか出ない言葉だ。

ミンギュも反省していたし、何よりようやく目が覚めたような気がしたと言っていた

それを聞いて私も嬉しくなったし、
私たちには頼りになる兄がいて心強くもあった。

　

　

『まぁ、ミンギュにとっては良い時間だったと思うよ。ジフニオッパじゃないとダメだったかもね』

WZ「ならいいけど。...で、仕事は？どうすんの」

『...ミンギュは頑固だよ。私の話ひとつも聞いてくれないんだもん』

WZ「だろうな。あいつの通帳みた？」

　

　

　

あの次の日、ミンギュは本当に通帳を私に渡した

"ほら、お前1人くらい養えんだよ"

とみんながみんな言えないような言葉を添えて。

　

　
『見た見た...、すっごかった。凄いわ...今を輝くアイドル...』

WZ「じゃあ、いいんじゃね？甘えても。」

『え〜。...オッパはどう思う？仕事。』

WZ「俺も辞めた方がいいと思う。もうあんな思いしたくないもん」

『...えー、』

WZ「あいつもあいつで怖かったんだよ、おまえを失うんじゃないかって。分かってやれ。」

　

その言葉でオッパはオッパなりに心配してくれていたんだと感じた。

なんというかジフニオッパの言葉には説得力がある。

　

『そっか、...ミンギュの言うこともたまには聞いとくかぁ...』

WZ「ミンギュ、多分どこ行くにもひっつき回るだろうから、頑張れよ。」

『...うん、そうだろうね』

　

想像するだけで何となく分かる。

コンビニに行くのも許されないんだろうな。

　

　

　