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『...暇』
DK「...俺も」
『仕事ないの?やばいじゃん』
DK「あるわ!忙しいわ!!」
あの日から暫く、交代制でやってくるSEVENTEENさん。
忙しいから来なくていいのに、本当に順番でやって来る。
今日はソクミニの日らしい。
DK「やっぱりさー、俺らって今を輝くアイドルじゃん?」
『...おぉ。』
DK「だから、俺らがここに来るたびにSNSで上がるんだよ」
『...じゃあ来るの辞めてもらってもいいですか』
DK「...そうじゃなくて、見てこれ」
ソクミニのスマートフォンを見ると、カラットが投稿しているものばかり。
それはみんな私への言葉だった。
DK「本当、どこから情報入るんだか知らないけど、俺らより愛されてる気するよ、A。」
『わぁ...、凄いね、本当に。』
みんな、自分のように怒ってくれる。
私よりもみんなが怒ってくれることが嬉しかった。
私自身、そこまで気にしていない。
こうして生きてるだけで十分だし、心配してくれる人が13人もいて、それにカラットの方まで心配してくれる。
それだけで十分だった。
『有難いね、本当に』
DK「..外出怖くなったりしない?」
『別に??気にしてないもん。生きてるだけで十分。』
DK「...強いな」
『まぁ、今後はちょっと自分の行動にも気をつけなきゃいけないけどね〜』
DK「それは本当に、気をつけて。俺らも気をつけるけどさ〜」
『まぁ、なるようになるよね』
DK「確かにー。」
しかし、1年が過ぎるのが早くなった気がする。
自分が何ヶ月も眠っていたからかもしれないけど、
時間が経つのが早すぎるようにも思える。
『そろそろ時間じゃない?』
DK「あ、本当だ。たぶん、また誰か来ると思うから!」
『...私のこと子どもだと思ってんのかな』
DK「みんなAが好きなんだよ〜、そろそろライブの準備も始まるんだよ、次会うのは宿舎で、かな?」
『...ライブあるなら病院来ちゃいけなくない...?』
DK「オンラインだから、そんなに大変じゃないよ」
WZ「ソクミナ、交代」
今日はボーカルチームの日か。
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作者名:ナン | 作成日時:2023年12月24日 11時