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JH side
HS「ミンギュや...!! Aの意識が戻ったって..!!」
何よりも、今までの何よりも嬉しかった気がした。
良かった。
その言葉しか出てこなかった。
でも、すぐに彼女の元には行けない。
俺らの仕事はそういうことだ。
WZ「っヒョン、」
SC「ミンギュを先に撮影終わらせよう。お前は終わったらすぐマネヒョンと病院行け、分かったな？」
MG「っ...、ありがとう、ヒョン、」
JH「泣くな！早く行ってこい！」
弱音を吐くのも、
思ってもないことが口から出るのも、
ジフニに怒られるのも、
全部ミンギュらしくていい。
今はそれでいい。これで良かった。
ミンギュはもう、大丈夫だろうから。
ミンギュとスンチョリとジスが出て行った後、
楽屋にはジフニと俺とボノニが残った。
ボノニは相変わらず、表情が動かないけど
どことなく、気を遣ってるんだろう。
WZ「ヒョン、やりすぎたか、俺」
JH「...気にしてんの？」
WZ「別に。」
JH「可愛いなお前も。いいんじゃない？あれくらいでも。大丈夫だと思うよ、ヒョンは。あいつも大丈夫。引きずるような奴じゃないよ」
WZ「...なら、いっか。ついでに謝らなくていいかな」
JH「...それは謝りなさい」
WZ「...やっぱりか。」
ジフニもジフニで可愛らしい。
不器用で、俺からしたら可愛らしいものだ。
ミンギュが素直に謝ったのに、"俺は謝らん"なんて意地を張ってる時は笑ってしまいそうだった。
そうだよ、それでいいんだよ。
俺たちは、それでいい。
だって、家族なんだもん。
喧嘩して何が悪い。
喧嘩するほど、お互いを大切に思ってるということだ。
それをジフニとミンギュを見て改めて感じた。
それもこれも全部、Aのおかげかもしれない。
この流れなら、きっと俺の撮影は最後の方に回されるのだろうな〜。
じゃあ、あいつに連絡だけ入れとくかな。
" おはよう。よく眠れた？"
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作者名：ナン
| 作成日時：2023年12月24日 11時
