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『ミンギュや。私たち、もう別れよう。』
MG「...また、何言い出すかと思ったら。ドッキリ？ヒョンたちに頼まれたんでしょ〜、カメラどこ？」
『本気だよ、もう、終わりにしよう』
MG「...何言ってんだよ、こんな時に、」
『ごめん、大事な時期なのにね。だからこそ、今なんだよ。』
MG「...俺たち、ここまでやってこれたじゃん」
『もう、疲れたの。ミンギュと一緒にいる生活に』
傷付けるような言い方しかできない私を許して欲しい。
いや、許さないで欲しい。
こうして離れていく私を嫌いになって欲しい。
MG「それ、...本気なの？」
『うん、もう嫌なの、何かに隠れたり何かに怯えたりする生活が嫌なの。...私を、離してほしい』
MG「...何で、今、」
『色々考えてたの、今までのことも思い出すことが多くて、』
MG「何も言わないで、」
『やっぱり、私たち一緒にいちゃだめだ、』
MG「黙れって!!」
『っ...』
あんなに大きな声を出して、頭を抱える彼を見るのは
初めてだった。
『ごめん。でも、もう考え直す気はない。』
MG「...それでいいの、？俺たちの今まで、全部無かったことにするみたいじゃん、」
『...ありがとう、今まで本当にたくさん。新しい景色を見せてくれて、そばにいさせてくれて。』
MG「...もう決めたんだ、」
『...うん。』
MG「俺の話は何も聞かないで、終わらせんの？」
『もう、...もう何も聞きたくない。』
ゆっくり目を閉じて、髪をかき上げ立ち上がるミンギュを
ただひたすら見つめるしかなかった。
MG「俺ら、もう終わりなんだな。」
そう、今、終わったんだ。
想像もしてなかった幸せが今ここで終わった。
誰も、何も想像できなかったことが。
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作者名：ナン
| 作成日時：2023年11月25日 15時
